システム液晶 system LCD 2003 5 23
本日の新聞を読むと、コンピューター関連のおもしろい記事がありました。
液晶と集積回路を一体化したシステム液晶は、
日本のある企業がCPUを集積した製品をすでに開発している。
→これは、勘違いでなければ、8bitCPU だったと記憶している。
今後、がんばれば、8bitCPU → 16bitCPU → 32bitMPU へと発展していく。
また、ある企業は、ガラス基盤上にLSIとディスプレイを一体形成する技術を開発したと報じられた。
→これもがんばれば、液晶コンピューターになるかもしれない。
また、ある大学では、透明なトランジスタを開発した。これで電子回路を透明化できる。
このトランジスタを透明な発光体と組み合わせれば、窓ガラスをディスプレイにできる。
→これも、がんばれば、窓ガラスコンピューターになるかもしれない。
窓ガラスといえば、車のフロントガラスですね。
音声認識技術、日本の優位、揺らぐ。
→この音声認識技術は、もっと努力すべき分野です。
OS(operating system)の究極の姿は、音声認識だからです。
OSとは、コンピューターが、デバイスを認識し、コントロールすることという見方もあるでしょうが、
見方を変えて、人間が、デバイスを認識し、コントロールする技術、さらに、
情報を認識し、情報を処理する技術まで含めて、音声認識技術をOSに見立ててればいい訳です。
音声認識技術が、コンピューターと人間との間のインターフェイスであるとともに、
デバイスを認識しコントロールする、さらに情報を認識し情報を処理する技術まで含む、拡張すると
考えれば、音声認識技術が、OSの、人間に見える最終的な姿となるかもしれません。
そういう意味で、OSがまだ、人間に見えている段階では、まだ発展途上にあるのです。
発展すれば、OSがあることに、人間は気がつかなくなるのです。
あまり正確な、たとえではありませんが、携帯電話だってOSで動いているとも言えます。
しかし、携帯電話にOSがあるとは、誰も思わないでしょう。
将来的には、組込型OSが発展して、この組込型OSが主流となるでしょう。
要するに、stealth OS となるかもしれません。
また、CPUも、透明化できますので、stealth CPU となるかもしれません。
Grid computing の記事もありましたね。
家庭のあちらこちらにあって、24時間のうち、2時間前後しか使われていない数万台のPC、
企業のあちらこちらにあって、24時間のうち、2時間前後しか使われていない数万台のPC、
こういう数十万台のPCを常時接続の高速大容量回線で結んで Grid computing を作ってしまえば、
これが、1台の仮想スーパーコンピューターになります。
確かに、数を数えれば、数十万台のPCがあるように見えますが、
コンピューターという性質で数えれば、1台しかありません。
多即一、一即多ですね。
そういうわけで、科学技術開発の戦いはすごいのです。
のんきに戦争などやっているヒマなどないのです。